再生医療等支援部門
再生医療等支援部門では、主にアカデミアにおいて行われている、様々な疾患や病態、生理現象を対象とする基礎研究だけでなく、海外で既に使用されているような再生医療等製品も含めた細胞加工物による再生医療等を、迅速に患者さんに届けられるよう、学内だけでなく他大学や学外の医療機関も含めて実施されている研究開発の支援を行っています。再生医療等支援部門(RM部門)は、以下の3つのユニットで構成されており、それぞれのユニット毎で業務支援を行っています。
RM支援ユニット
役割
研究シーズ等の各開発段階における研究費申請等のサポートから、人に投与するまでの流れの中で様々なニーズに対応した支援を実施いたします。
医薬品・医療機器シーズと比べて少なからず異なる対応が求められる
「再生医療等シーズ」に特化した研究開発支援に対応します。

基礎から臨床への一気通貫した支援、シーズ開発に必要なリソースを提供いたします。 ●基礎研究の成果を実用化するために必要なレギュラトリーサイエンスに基づく支援 ●対象の再生医療等シーズ全体を捉えたプロジェクトマネジメント支援
相談フロー・支援の流れ
▶お気軽にご相談いただけます。下記のお問い合わせフォームより、ご連絡ください
具体的なご相談事例とご支援の内容

これまで支援に携わった再生医療シーズにおけるニュースリリース(例)
- 難治性重症心不全患者を対象とした同種iPS細胞由来再生心筋球移植の安全性試験」の臨床研究について
- 子宮頸がんを対象とした腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)の先進医療実施について
- 「水疱性角膜症に対するiPS細胞由来角膜内皮代替細胞移植の安全性及び有効性を検討する探索的臨床研究」を慶應義塾特定認定再生医療等委員会が承認
▶お気軽にご相談いただけます。下記のお問い合わせフォームより、ご連絡ください
RM管理ユニット
役割
法令等の規制に対する適切な助言や、各種資料作成の支援及び管理を行うことで研究開発を効率化し、規制当局と研究開発者との相互理解の促進に努めます。
細胞調整等支援ユニット
役割
細胞培養加工等、人に投与する細胞加工物を製造する施設の提供や、製造に関する業務の支援を実施いたします。
細胞培養加工施設については、下記ページをご覧ください。
再生医療等支援部門に関連する事業
再生医療等支援部門では、再生医療に関連する以下の2つの事業を進めています。
東日本におけるiPS細胞等臨床研究推進モデル病院の構築
当院ではiPS細胞等の高度な技術を要する臨床研究や医師主導治験等の支援・受け入れに対応できる「iPS細胞等臨床研究モデル病院」の構築に取り組んでいます。
ヒト体性幹細胞原料の安定供給促進事業
当院では再生医療等製品の製造に利用可能なヒト(同種)体性幹細胞原料を製薬企業等に継続的かつ安定した品質で提供できる体制の構築に取り組んでいます。 詳しくは下記ページをご覧ください。