生体試料研究支援部門

生体試料研究支援部門では、主に病理組織などの患者検体の前向きな採取(オンデマンド型バンキング)を伴う臨床研究の実施に際して、その研究目的に合致した検体採取方法や適切な採取量、採取後の保管や管理方法などについて、病理専門医などのエキスパートが立案段階から支援します。また、こうした前向きのオンデマンド型の検体採取に加えて、コホート型のバンキングについても技術的な支援をします。ヒト検体の適切かつ効率的な活用支援を通して、臨床研究の発展を目指します。



生体試料研究支援ユニット

役割

生体試料研究支援ユニットでは、オンデマンド型バンキングのコンセプトに基づき、様々な生体試料採取のニーズに応えるために、事前に依頼元からのリクエスト内容に応じて協力診療科と共に臨床研究プロトコールを作成し、以下のポイントに留意して患者検体採取の最適化を行います。

  • 検体の種類、必要量 (研究目的に合致した量、種類)
  • 採取者、採取のタイミング(日常診療との整合性)
  • 採取後の検体処理法、時間、必要器材(研究目的によって変わる)
  • 採取後の保管(分注の方法、分注量、ラベリング、保管温度)

担当するスタッフは、以下の4名です。

  • 西原 広史(教授、病理専門医、分子病理専門医)
  • 四十物 絵理子(特任助教、病理専門医)
  • 川野 竜太郎(特任助教、口腔病理専門医)
  • 山田 寛(研究員、一級臨床検査技師)

提供可能なサービス

  • 臨床研究における患者検体採取に関する技術的支援
  • プロトコル作成支援
  • 倫理委員会申請支援



部門に対するお問い合わせ情報

電話番号 03-5315-4374 (内線 61595、61596)
FAX   03-5315-4495
Email  hnishihara1971@keio.jp (西原)、eriko0123@keio.jp(四十物)
(兼、腫瘍センターゲノム医療ユニット https://genomics-unit.pro/)