センター長ご挨拶
臨床研究推進センターは、臨床研究および橋渡し研究の推進および支援を通じて、革新的医療開発やエビデンス創出に取り組みます。
21世紀になり、医学は目覚ましい発展を遂げました。それを支えているのは地道な基礎研究と基礎と臨床をつなぐ橋渡し研究、そして研究から医療現場へ届ける臨床研究です。
慶應塾大学病院は、2014年8月に臨床研究推進センターを開設し、慶應義塾大学医学部における優れた基礎研究成果の実用化を推進して参りました。2016年3月には、慶應義塾大学病院は臨床研究中核病院に認定されたことに伴い、臨床研究推進センターの守備範囲は他学部との連携、他の医療機関の研究支援、多機関共同研究の実施、国際活動などへと大きく広がり、集約化・効率化されるわが国の臨床研究開発の柱のひとつとしてフル稼働しています。
臨床研究やトランスレーショナル研究の実施は、法律や指針を遵守して適正に、そしてスピーディかつ緻密に行う必要があります。そこには、医師、薬剤師、看護師、臨床検査専門員、生物統計家、データマネジャー、モニター、臨床研究コーディネーター、プロジェクトマネジャーなど、多専門領域の多職種の連携と一体化が重要です。
今後も、臨床研究・橋渡し研究の推進および支援を通じて、わが国の医療の発展に貢献して参ります。今後ともご指導ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
慶應義塾大学病院
臨床研究推進センター長・副病院長
金子祐子(医学部教授)