製薬会社の研究公募活動の一覧
我々製薬会社は、医薬品開発を通して世界の人々の健康に貢献したいと考えています。大学・公的研究機関の皆さまに対して研究助成や共同研究の公募を実施し、イノベーションの源泉となる研究を皆さまと連携して推進することにより、創薬および技術研究のシーズを育てていきたいと考えております。
EAファーマ株式会社、アステラス製薬株式会社、第一三共株式会社、大日本住友製薬株式会社、武田薬品工業株式会社(50音順)
事業募集分野 | 募集期間 | ||
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創薬研究パートナー募集(EAファーマ株式会社) ▼ 特徴はこちら
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2016年度は、10月予定 |
a-cube (アステラス製薬株式会社) ▼ 特徴はこちら
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通年 (6月、12月に募集テーマ更新予定) |
TaNeDS(第一三共株式会社) ▼ 特徴はこちら
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2016年度は、6月予定 |
PRISM (大日本住友製薬株式会社) ▼ 特徴はこちら
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2016年度は6月予定 |
COCKPI-T (武田薬品工業株式会社) ▼ 特徴はこちら
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2016年度は、6月~7月予定 |
各公募の特徴
創薬研究パートナー募集(EAファーマ株式会社) 共同研究の公募 (10月から11月を予定)
プログラム |
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選考基準 | 募集プログラムとのマッチング、社内プロジェクトとのコンフリクト、研究内容の独創性、研究計画の実現性等 |
選考ステップ |
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その他 |
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a-cube(アステラス製薬株式会社) 共同研究の公募 (6月、12月に募集テーマ更新予定)
プログラム | 【プログラムA】研究テーマ事前設定型、【プログラムB】技術課題解決アイデア募集型 |
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選考基準 | 公募テーマとのマッチング、弊社研究プロジェクトとのコンフリクト、研究の独創性、研究計画の実現性、創薬への発展性、課題解決に対する有用性。 |
その他 |
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TaNeDS(第一三共株式会社) 共同研究の公募(2016年度は、5月30日~6月27日)
プログラム | 創薬シーズ探索・検証研究から技術プラットフォーム研究までをカバーする、4タイプ |
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選考基準 | 第一三共株式会社および子会社のニーズとのマッチング、研究の独創性、将来性、実現性、医薬品化の可能性、および社内プロジェクトとの重複など |
選考ステップ |
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その他 |
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PRISM(大日本住友製薬株式会社) 共同研究の公募(6月1日10時~6月30日17時)
プログラム | 新規創薬シーズ、創薬技術の探索/検証及び創薬研究ニーズの課題解決。弊社保有化合物の新規適応症の探索。 |
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選考基準 | 募集テーマとのマッチング、弊社既存研究とのコンフリクト、研究内容の独創性あるいは有用性、研究計画の実現性。同じ研究内容の場合には、若手研究者を優先的に採択。 |
選考ステップ |
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その他 |
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COCKPI-T(武田薬品工業株式会社) 共同研究の公募(6月1日~7月31日予定)
プログラム | 2コース:Aコース(見守型:研究費を提供)、Bコース(協創型:研究費および弊社の創薬関連技術・資産を提供) |
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選考基準 | 弊社が提示する研究課題との整合性、ご研究の独創性、実現可能性、将来性等。ただし、同じ研究内容のご応募があった場合には、若手研究者を優先。 |
選考ステップ |
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その他 |
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応募用紙への記載内容
(各公募で記載する項目を網羅しています。各社の公募によって記載項目が異なりますので、ご留意下さい)
各社の応募用紙に共通に含まれている内容
応募者情報(Contact information) 、募集テーマ、 応募テーマ名(Project title)、要旨 (Executive summary) 、研究目標 (Specific aims)、研究背景・重要性 (background and significance)、研究計画(Research design and methods)&図(Figures) 、関連文献 (Relevant references)&関連特許(Patents)、助成金&共同研究費など (Research Grants from Governments, Public Institutions, Private Foundations or Companies)、共同研究者(Collaborator)
企業によって含まれている内容
教育歴、研究歴(Education & Professional Experience) 、主要業績(Principal achievement)、会社に希望する試料、リソース、研究計画の概念図(Graphical summary)、ノンコンフィデンシャルであることの確認欄、PI の記載欄(principal investigator)、機関代表者、希望研究費(Project Fee)
応募書類を作成されるにあたって、留意して頂きたいポイント
企業の共同研究に関わるグラントと公的グラントでは、評価におけるスタンスが異なっています。以下に製薬企業が重視するポイントを挙げています。
研究内容について
- 研究目標・研究成果は、提示されているニーズ・課題をみたすものですか?
- サイエンス上の新規性、独創性は示されていますか?
- 既存方法・シーズ・技術に対しての優位性を示していますか? ⇒既存の方法・シーズ・技術における問題点を踏まえた記載が望ましいと考えています。
- 研究成果の意義や発展性が明確かつ分かりやすく記載されていますか?
研究計画について
- 研究計画は、簡潔にかつ具体的に記載していますか? また、研究目標を満たすために必要十分ですか?
- 研究計画の実行可能性が、その分野の企業研究者が理解可能なレベルで示されていますか?
- 問題点が明確に提示され、課題解決の方法が構想されていますか?
- 作業仮説に納得性がありますか? 論理や根拠、記載に飛躍はありませんか?
- 仮説の部分とデータの部分を明確に分けて記載していますか?
- 第1計画がうまく行かない場合に備えた、第2計画を用意していますか?
- (ある程度進んだ案件の場合)研究目的を達成可能であることを示すために、これまで得られたデータ及び今後取得すべきと考えているデータを具体的に示していますか?
- 研究計画の魅力を十分示すのに必要な記述・データが提示されていますか?
- 研究計画を進めていく根拠となるバックデータの記載が必要と考えています。
- 加えて模式図の記載があれば、理解しやすいです。
- 標的分子・技術の検証研究の提案において、将来(会社側で)実施する創薬研究・実用化研究を推定できる具体性のある記載が望ましいと考えています。(標的分子名が未公表の場合はX等で表示し、分子種等を示す等の配慮をして下さい)
- 課題達成に3~4年かかる技術の場合、段階を踏まえた計画提案が望ましいと考えています。 例えば1~2年の研究期間の公募であれば、応募書類中には全体構想を記載した上で、1~2年の実施計画・ゴールを記載して頂ければと存じます。 ⇒1-2年の結果を踏まえて、共同研究延長を提案する場合がございます。
- 基礎的な研究のご提案の場合であっても、実用化までの将来的構想があるほうが、企業にとっては親しみやすくなります。しかし無理に創薬につなげる記載は必要ありません。