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第56回 臨床研究推進啓発セミナー
医療イノベーション推進に向けたPMDAの取り組み

慶應義塾大学病院臨床研究推進センターでは、安全で適正な臨床研究・治験の計画策定ならびに実施に必要な基本知識やコア・コンピテンシーのエッセンスを入門者でも習得していただくべく「臨床研究推進啓発セミナー」を開講しています。皆様のご参加をお待ちしております。

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開催日時・場所

 日時:2024年10月3日(木)18:00~19:00
 会場:Web LIVE配信形式(Zoom)での実施

演題

医療イノベーション推進に向けたPMDAの取り組み

|概要

医療イノベーションの推進とドラッグ・ロス解消に向けて

 PMDAは2004年4月1日に設立され、今年で設立20周年を迎えます。米国食品医薬品局 (FDA) や欧州医薬品庁 (EMA) に並ぶ、真の世界三大規制当局への進化を目指し、PMDAは2024年4月から「第5期中期計画」をスタートさせました。救済、審査、安全対策の三大業務に加え、レギュラトリーサイエンス (RS) の推進、国際関係、業務運営の改善に関する多くの取り組みが計画されています。特に、「RSの観点からの実用化推進」「国際貢献・提案力の強化」「業務の質の向上・効率化」の三つの柱が重要視されています。

 革新的医薬品の迅速な国内導入および安定供給の実現は、PMDAが直面する最大の課題の一つです。近年話題となっているドラッグ・ロスは、海外の新興企業が日本市場に関心を持たないため、新薬が日本で開発されない状況を指します。これには複合的な要因が絡んでおり、薬事規制の見直しだけでは解決できませんが、第5期のスタートにあたり、PMDAはこの問題をはじめとする様々な課題に対応するため、新たな取り組みを開始しています。

 本講演では、医療イノベーションの推進やドラッグ・ロス解消に向けたPMDAの役割と取り組みについて紹介します。一方、将来のドラッグ・ロスを防ぐためには、行政、アカデミア、産業界などが一致団結して取り組むことが必要であり、参加者の皆さんと共にその処方箋を考えていきたいと思います。

講師

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (PMDA)
医務管理監・理事長特任補佐(医学統括担当)
南 学 先生

|対象

これから研究を始める若手研究者・研究支援者や大学院生をメインターゲットとしています。
医師・歯科医師、看護師・薬剤師等のメディカルスタッフ、事務職員などの病院教職員(学外の方も参加できます)

お申込方法

慶應義塾大学病院 臨床研究教育研修 受講管理システムよりお申込み下さい。
お申込み頂いた方には受講管理システムにご登録頂いているメールアドレス宛に当日の受講案内(Zoom URL)をお送りします。

※申込締切:2024年9月30日(月)

ポスターはこちら

臨床研究教育研修 受講管理システムはこちら(ログインしてお申込みください)

主催(お問い合わせ先)

 慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター(担当:教育研修事務局)
 e-mail:edu-tra@ctr.hosp.keio.ac.jp