広報 に関するニュース
許斐健二臨床研究推進センター副センター長が、「ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット2024」でパネルディスカッション「臨床研究中核病院×MEDISO連携企画 ~スタートアップエコシステムにおける臨床試験の未来~」に登壇しました
厚生労働省主催の「JHVSジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット*2024」が、2024年10月9日(水)~11日(金)の3日間、神奈川県横浜市の「パシフィコ横浜」にて、「BioJapan」「再生医療JAPAN」「ヘルステックジャパン」と同時開催されました。
慶應義塾大学病院は、全国の臨床研究中核病院が集う「JHVSジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット」のブースに毎年共同出展しています。
10月10日(木)にはJHVSステージで、パネルディスカッションイベント「臨床研究中核病院×MEDISO連携企画 ~スタートアップエコシステムにおける臨床試験の未来~ 」が開催され、慶應義塾大学病院臨床研究推進センターの許斐健二副センター長が、臨床研究中核病院である国立がん研究センター東病院の医工連携支援室長・冨岡穣氏、株式会社Jmeesの品質管理部部長・本間光将氏、株式会社レストアビジョンのCEO・堅田侑作氏と登壇し、「新たなスタートアップ支援体制が設置され、変革の時期を迎えるなかで、スタートアップが手掛ける臨床試験での臨床研究中核病院の役割」をテーマに、活発なディスカッションが行われました。
慶應義塾は今年度、AMED橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)事業に採択されました。
本イベントで許斐副センター長は、臨床研究中核病院としての慶應義塾大学病院の特色、臨床研究推進センターの体制、スタートアップに関する慶應義塾の支援実績と支援基盤、今後の支援体制等を紹介しました。そのなかで、スタートアップの今後の支援体制として、橋渡し支援拠点である臨床研究推進センターと産学連携部門であるイノベーション推進本部、そして医療イノベーションを担う医学部との共同で医療系スタートアップ支援拠点を構築することや、慶應ビジネススクール(KBS)との連携、大学病院内のインキュベーション施設であるCRIK信濃町等を活用し、国内外機関とも連携することで国際展開も見据えた支援体制を構築することを提言しました。
さらに、臨床研究推進センターのスタートアップ支援の成果につながったポイントとして、担当PMと研究者との密な連携(伴走支援)や、部門間連携による拠点内でのチーム体制等、「連携チーム作り」の重要性について強調しました。
その他、広く開かれた教育支援体制を築いていること等、慶應義塾の充実した支援体制は聴衆の注目を集めました。
*「ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット」は、厚労省が優れたシーズの実用化を促進し、医療系ベンチャーを育てる好循環(エコシステム)の確立を加速するために毎年開催されています。
サミットでは、医療系ベンチャーがブースの出展やプレゼンテーション等を行うことにより、研究機関等のキーパーソンとのマッチングやネットワーキングを促進していく場を提供し、ベンチャー支援の取り組みへの理解を深める場にもなっています。