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第64回臨床研究推進啓発セミナー
結果のみに騙されるな!
システマティックレビュー/診療ガイドラインの落とし穴
-観察研究のメタ解析・ネットワークメタ解析の結果には注意せよ-

慶應義塾大学病院臨床研究推進センターでは、安全で適正な臨床研究・治験の計画策定ならびに実施に必要な基本知識やコア・コンピテンシーのエッセンスを入門者でも習得していただくべく「臨床研究推進啓発セミナー」を開講しています。皆様のご参加をお待ちしております。

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開催日時・場所

 日時:2025年11月27日(木)18:00~19:00
 会場:Web LIVE配信形式(ZOOM)での実施

演題

結果のみに騙されるな!
システマティックレビュー/診療ガイドラインの落とし穴
-観察研究のメタ解析・ネットワークメタ解析の結果には注意せよ-

|概要

 システマティックレビュー/メタ解析(Systematic review: SR/Meta-analysis: MA)はエビデンスピラミッドの頂点に位置し、高いエビデンスレベルを有します。多くの医療従事者はSR/MAの結果を元に医療におけるさまざまな判断を下していることが多いと思います。また、そのシステマティックレビューを基本として作成される診療ガイドラインも多くの医療従事者のみならず、患者や医療政策に携わる人にも信頼性が高いものと理解されていると思います。しかし、それらのSR/MAや診療ガイドラインは本当に"疑いの目を持たずに"信じて良いのでしょうか。

 ちょうど一昨年に同様のテーマでGRADEアプローチを深く理解する重要性について説明しました。もちろんGRADEアプローチも大切ですが、その前にそもそもエビデンスの確実性の評価に用いる効果推定値の信頼性が担保されている必要があります。今回はその第二弾として、エビデンスの確実性に用いられる研究デザインとしてRCTのみならず観察研究そしてネットワークメタ解析について、その落とし穴について解説します。

講師

 慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター 教育研修部門
 特任助教 安田 英人 先生

|対象

これから研究を始める若手研究者・研究支援者や大学院生をメインターゲットとしています。
医師・歯科医師、看護師・薬剤師等のメディカルスタッフ、事務職員などの病院教職員(学外の方も参加できます)

お申込方法

慶應義塾大学病院 臨床研究教育研修 受講管理システム(慶應CTR受講管理システム)よりお申込み下さい。
お申込み頂いた方には受講管理システムにご登録頂いているメールアドレス宛に当日の受講案内(ZOOM URL)をお送りします。

※申込締切:2025年11月24日(月)

ポスターはこちら

慶應CTR受講管理システムはこちら(ログインしてお申込みください)

主催(お問い合わせ先)

 慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター(担当:教育研修事務局)
 e-mail:edu-tra@ctr.hosp.keio.ac.jp