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許斐健二副センター長が BJ2025 ポンサーセミナーに、
吉野利治特任講師が JHVS2025 SHOWCASEに登壇しました

2025年10月8日(水)~10日(金)の3日間、パシフィコ横浜で「BioJapan2025」と、「ジャパン・ヘルスケアベンチャー・サミット(JHVS)2025」が開催されました。(「再生医療JAPAN」「healthTECH JAPAN」との同時開催)

「BioJapan」は世界で最も歴史のあるアジア最大級のバイオテクノロジーに関するパートナリングイベントで臨床研究推進センターが、また、「JHVS」は医療系ベンチャーのエコシステム確立を目的に厚生労働省が主催するサミットで臨床研究中核病院として毎年参加しておりますが、会期中は多くのアカデミアや製薬会社などのブースの出展や、研究者や医療系ベンチャーよるプレゼンテーションなどが行われます。

慶應義塾スタートアップ推進拠点(Keio Biomedical Accelerator)構築による革新的医療シーズの早期社会実装と、大学発スタートアップ・エコシステムの創成

BioJapan2025 スポンサーセミナー「大学発医療系スタートアップ支援プログラムのご紹介」

許斐健二 臨床研究推進センター 副センター長/教授

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BioJapan2025の2日目、10月9日(木)に開催された日本医療研究開発機構主催のスポンサーセミナーに、慶應義塾大学病院臨床研究推進センターの許斐健二副センター長が登壇しました。

学校法人慶應義塾は、2024年度、大学発医療系スタートアップ支援プログラに、国立大学法人筑波大学、国立がん研究センター、国立大学法人九州大学と共に採択されました。本セミナーでは、各拠点より、現在の支援体制や拠点の特徴が発表されました。

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許斐副センター長は、橋渡し拠点・イノベーション推進本部・医学部による共同運営体制や、慶應ビジネススクールの協力、CRIK信濃町の活用等、慶應義塾が誇る拠点体制について紹介しました。

またシーズ発掘では、総合大学としての強みを活かし、学内では多用な学部や研究所から、学外は一般社団法人首都圏ARコンソーシアム(MARC)や、スタートアップ・エコシステム共創プログラム(GTIE等)等、機関内外からの発掘を可能にしていること、そして協力機関VCとして、慶應イノベーション・イニシアティブ(Kll)をはじめとする6社が選定から事業化まで一貫した連携体制をとっていること等、採択機関のなかでは私学としての特徴を活かした拠点の全体像を披露しました。

さらに慶應拠点の伴走支援の特徴として、 今回のプロジェクトではこれまでのPMに加え、事業化面の推進を積極的に行うSU(スタートアップ)推進担当を配置し、研究者やビジネス人材で構成する起業チームとの三位一体でプロジェクト全体を推進していることを挙げました。

その他、プログラムの特徴として、開発フェーズに沿ったシーズ・人材育成プログラムの充実を示し、特に本年度からStanford SPARKとの協力・連携による人材育成・課題支援プログラム「SPARK Keio」をスタートさせたことを強調しました。

最後にシーズS2の採択課題の具体的な支援状況や、各シーズの公募スケジュールを示し、満員の聴衆の注目を集めました。

JHVS SHOWCASE(90秒ピッチ)

吉野利治 臨床研究推進センター 特任講師

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JHVSステージで3日間開催されたJHVS SHOWCASEの初日10月8日(水)に、慶應義塾大学病院臨床研究推進センターの吉野利治特任講師が登壇しました。

本イベントは、出展ベンチャー企業間の交流の機会、また会期中のパートナリングの機会創出を目的に、90秒のピッチ時間内で各出展者が自施設の強みや今後の展開を訴求するものです。

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吉野特任講師は、「慶應義塾スタートアップ推進拠点(Keio Biomedical Accelerator)構築による革新的医療シーズの早期社会実装と、大学発スタートアップ・エコシステムの創成」と題し、最初に慶應拠点が目指すもとのとして、世界に伍する革新的な医療技術を一日も早く社会に届けるべく、慶應拠点から世界レベルのエコシステムの創成していくことを提言しました。

さらに、慶應拠点の強みとして、橋渡し拠点連携とプロジェクト管理を担うPMに加え、事業化面の推進を担うSU推進担当を中心に、強力な支援体制を確立していること、また本年度から立ち上げた「SPARK Keio」をはじめ、多彩な人材育成プログラムを用意していることなど、参加者に向けて力強くアピールしました。